まだまだあるぜキングオブコント

この間の朝刊に、「キングオブコント審査方法に不満」という投稿が載ってました。
しかも、同様2通。
ちなみに何日か前のにも似たような意見がありました。

今回の投稿は、視聴者の投票を可能にしてほしいとの内容でしたが、私はこれに断固反対です。

このような賞レースにおいての一般投票の不公平さは、2001年のM-1が示していると思います。

オンバトとは事情が違うんです。

キングオブコントは賞レース。M-1ほどの影響力はまだないとはいえ、1000万円もの賞金が出ます。
また、決勝進出者の中で1位にならなくては勝ちではありません。

オンバトは、週に1回放送の深夜番組。賞金は出ません。
10組中5組に入れば、それは一応勝ちです。
勝ちの積み重ねでようやくチャンピオン大会になるのです。
まあ、これは去年までの話ですが。今年は1位じゃないと完璧に勝ちとは言い切れないし、月1回放送になったし。残念なことです。

M-1のようにお笑いの先輩が審査員をするという手もありますが、KOCは他のお笑い賞レースとは違うスタイルを貫きたいという思いも主催者側にありそうなので、無理でしょう。

去年の大会を悪く書いたくせに何故今回は容認派なのか…理由はいくつかあります。

まず、去年のを見たからこそ。
今年は、決勝進出者による記名審査が廃止されました。これだけは本当にやめてほしかったので安心しました。
リーグ制もなくなったことでチャンスが増え、審査員の持ち点が倍になったことで審査しやすくなりました。
いくらか改善されたのを見て、ちょっと大会を見直しました。

あと、今年はバラエティーとして面白かった。
進出者のレベルが揃っていて、去年のように予選での審査が批判されることは無かったのでは？

最後に、どんな結果であろうと必ず「審査がおかしい」って騒ぐ人がいるって事が分かったから。
去年のKOCでは「バッファロー吾郎じゃなくてバナナマン」、M-1では「ノンスタじゃなくてオードリー」、R-1では「中山功太じゃなくてバカリズム」だというだけの1分もない動画を各大会後にいちいちupしている人がいました。
そうやって騒ぐのが流行りみたいになってて、例え自分が同じ思いを持っていたとしても、なんか嫌でした。
結局誰が優勝しようと誰かしらが文句を言います。仕方ないことです。

例え視聴者投票になっても、視聴者全員が納得できるような審査はできません。
むしろ、その場のノリやら流行りやらで投票してしまう人もいて、余計に不満の多く出る審査になりかねないと思います。

審査員の準決勝進出者は、敗者ではありますが、プロです。
ファイナリストを妬んで低い点数をつけたところでどうにもならない事くらい、分かっていると思います。

以上、珍しく強い口調で語ってみましたｗ